株価はなぜ変動するの?
株価が上下するには理由があるのですが、その理由が分かるということは大変重要なことです。
株は安く買って高く売らなければ儲けることができないので、投資家は株価の値動きを予測できなければならないのです。
それでは、どのような理由で株価が変動するのでしょうか。
株の需要と供給
株に限らず、需要量と供給量のバランスでものの価格が決まったりします。
キャベツが不作の場合、キャベツの値段はいつもより高いですし、サンマが豊漁の場合、サンマは安くなります。
株価も同じで、ある企業の株を売りたいと思っている人に対して、買いたいと思っている人がたくさんいたら値段が上がります。
どうしてもその株がほしい、ほかの人よりたくさんお金を出すから売ってほしい、と買いたい人がみんな思っていたら、
連鎖的にどんどん株価があがります。
逆に売りたいと思っている人にたいして、買いたいと思っている人が少なければ、
どうしても売りたい人は、ほかの人より安くしてでも買ってほしいわけです。
買わなきゃ損
投資家がこの株がほしいと思う決め手はなんでしょうか。
株を安く買って高く売ることができれば儲かりますが、買った株の値段が高くなるということは
その株が、みんながほしいと思える株、一言でいうと“いい株”ということになります。
株で儲けるには、いい株を安く買うのが一番です。
というわけで、投資家は、“この株はいい株かどうか”ということと、“安いのか”ということに着目し、
条件を満たす株を買うわけです。
“この株はいい株かどうか”、“安いのか”はそれぞれ、色々な情報を分析し、自分の責任で判断するのもです。
テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析を参考にしてください。
売らなきゃ損
それでは、株を売りたいと思うときは、どのような時でしょう。
一つは何らかの理由で株を現金に換えたい時があります。
もう一つは、その株を持っていても損する可能性があるときです。
損する可能性というのは簡単にいうと、買った時の値段を割り込む勢いで株価がどんどん下がっているときです。
もっというと、株価が下がってしまう原因になるようことが起こってしまった場合です。
たとえば会社の不祥事などが原因で、その年の業績悪化は避けられないときもそうだと思います。
株への投資で儲けるためには、損をしないための情報収集も必要不可欠です。